そもそも「水出しコーヒー」ってなんでしょう?
「水出しコーヒー」は主にコーヒーを冷たく飲むときに、普通はお湯を使って抽出するコーヒーを、水でゆっくりじっくり抽出したもののことを言います。
最近では「コールドブリュー」なんて呼び方で、ニューヨークでも話題になっているので、アンテナの高い方は既にご存知のはず。
>>水出しコーヒーにおすすめのポットや豆をまとめた記事はこちら
この記事の目次
水出しコーヒーは抽出時に温めないので基本的にアイスコーヒーとして飲むことになります。
高い温度で抽出するほうがコーヒーの成分をより多く、早く出すことが出来ますが、渋みや苦味の元になるタンニンやカフェインも出やすくなります。
それもコーヒーの味わいの一部ではあるんですが、水出しコーヒーはそれらの雑味のない非常にクリアな味になるのが特徴です。
高温になることで酸化しやすくなることも無く、「コーヒーオイル」と呼ばれる、コーヒー豆が持つ脂肪分も溶け出しにくいため、まろやかな甘味とコーヒー本来の苦味が強調されます。
ブラックコーヒーなのに、
「あれ?甘みを感じる・・・。」
って感じの出来栄えになります。
「薄くないの?」と思われがちですが、豆の量や挽き方を変えることで濃く出すことは出来ます。
個人的には酸っぱいアイスコーヒーは苦手なのと、夏場に薄めの水出しコーヒーをゴクゴク飲む快感に目覚めてしまったのでもうハリオ(水出しコーヒーポット)が手放せません。
ブラックコーヒーが好きな方には是非とも試してみて欲しい飲み方です!
「コーヒーは甘くしないと…」という方も、フルーティな豆で入れた水出しコーヒーは、お茶よりもスッキリしてるので、新しい楽しみを発見できるかもしれません。
個人的にはお茶を楽しむ感覚というか、苦味や酸味がガツンと来ない分、豆の味を楽しんでいる気がしてとても楽しいコーヒータイムを過ごしています。
抽出した後に温めて飲むのも通好みで良いそうです。
(温めることで甘みやまろやかさが強調されるのだとか…試してみたらご報告します!)
ひとくちにアイスコーヒーと言っても淹れ方は様々。
その中でも私でも思いつく代表的な方法は下記の3種類ではないかと思います。
それぞれの特徴を簡単にまとめてみます。
喫茶店のアイスコーヒーといえば、ドリップしたコーヒーを氷で冷やす方法が最初に頭に浮かびます。
ドリップコーヒーを氷で冷やす方法を「急冷法」と呼びます。
「急冷法」はその名の通り、ドリップしたコーヒーを氷で急速に冷やす方法で、高い温度でしっかりとコーヒーの味を出せる上に、酸化しないうちに冷やすことが出来るので、上手に作れるととても美味しいアイスコーヒーができます。
前述のドリップの方法よりもコーヒーの味が濃いので、強い風味を求める方はこちらがお好きのはず。
エスプレッソはミルクとの相性が良いので、カフェラテで頂くほうが私は好きです。
スタバのラテが代表的です。美味しいですよね。
喫茶店でアイスコーヒーを頼んで、すっごい濃いのが出てきて「ウッ」ってなることありませんか?
私がアイスコーヒーを頼むときに求めているのは、基本的にブラックでスッキリとした飲み口。
甘いコーヒーを飲みたい気分のときはカフェラテなどのミルク系を注文します。
ところが、期待とは違う濃すぎるコーヒーや酸っぱいコーヒーだと、結局ミルクとガムシロを入れて混ぜることになり、なんだかビミョーな気分に…。
(喫茶店としては良いものを出してるはずなので、これは完全に私の好みに合わないという話です。)
こういう人、そんなに居ないんでしょうか?
そんな私からしたら水出しコーヒーは最強です。
濃い目に淹れても「ウッ」となるほどのパンチは無く、粉っぽさや水っぽさも全く無いので、氷を入れてゴクゴク飲める!
同じ気持ちを持ってくれる方には本当にオススメしたいです。
水出しコーヒーの具体的な抽出方法や、道具、コスパの良い豆やアレンジレシピなどなど、詳しくまとめた記事があります。
気になる方は是非読んでみてください。