みなさんは「ごまラー油」をご存知ですか?
「食べるラー油」ならぬ「かけるラー油」と呼ぶのにふさわしいラー油で、ごま油や香辛料が香り高く、料理の味を一段上げてくれる素敵なラー油です。
でも、普通のラー油とどこが違うのかがわかりにくいものでもありますよね?
今回は私なりに「ごまラー油」とは何なのか?を調べてみました。
>>ラー油の成分まとめ!よく使われる香辛料の種類と味、健康効果の関係性まとめ
>>12種類のラー油を日本全国からお取り寄せして比較した記事はこちら。
この記事の目次
そもそもラー油とは、「唐辛子や山椒、ネギなどの香辛料を煮出して辛味をつけた植物油」のこと。
実はほとんどのラー油がごま油をベースに作られているので、辛味をつけたごま油と言っても差し支えないくらいなのですが、日本で出回っているラー油は味も香りも無い大量生産品が多く、ただ単に「辛い油」という認識をされています。
本場中国では料理に使う油や香辛料にこだわりがある場合が多く、お店や家庭、地域などで全く違う香りや味のラー油に出会えます。
じゃあ「ごまラー油」って「ラー油」全部のことじゃん!
となるんですが、ごま油以外の原料を使う大量生産品が出回る中で、あえて「ごまラー油」という表現を使うメーカーがあるのは、「普通のラー油じゃない。味や香りにこだわりを持って作っているんだ。」という主張なのだと思います。
そういう意味で、美味しいラー油を探している人は「ごまラー油」と紹介されているラー油を試すほうが良いかもしれません。
とくにごま油の風味が強く、香り高い辛味油を探している人にはピッタリです。
ごまラー油の特徴は何と言ってもその香りです。
基本的にはごま油の香ばしい香りが主体ですが、製品によっては香り付けに使っている香辛料の香りが強いものもあります。
よく使われているのは「にんにく」と「ネギ」です。その他にも香りに影響が強いのは「しょうが」や「ブラックペッパー」で、沖縄のラー油には「黒糖」を使っている物もあります。変わっているところは「玉ねぎ」を使っているところもあり、どちらも少し甘みのある香りを加えてくれます。
この香りの種類で使い方が変わりますので、どんな目的で使うのかを考えて選ぶのがポイントです。
ごまラー油の辛味はいわゆる唐辛子の辛味が主体なので、熱を持つ辛さのものが多いのですが、山椒や八角が強いものもあり、ものによっては山椒系のピリピリと舌を刺激する風味の強いものがあります。
辛味の強さについてもそれぞれで、とにかく強い辛味にこだわったごまラー油もあれば、普通は加熱して辛味を煮出すところを、一切加熱せずに長期間漬け込むことで風味を大切に優しい辛味を油に染み込ませているものもあります。
表現のしにくい辛さですが、今回はできるだけ丁寧に強さと辛味の種類をまとめるようにしましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
ちなみに唐辛子系の辛味が強いラー油で一番のおすすめは「あがっラー油」です。
山椒系のピリリとした痺れる辛さも欲しいなら「油茂製油 ごま油で作ったラー油」がイチオシです。
ごまラー油はもちろん餃子のつけダレなどに使っても美味しいですが、私は料理にかけて使うのをオススメしたいと思っています。
イタリア料理でオリーブオイルを使った辛味油を使うことがあると思います。あれと同じ感覚で、中華料理や和食にも使える万能辛味調味料として使うのがおすすめです。
普通の料理でも、最後に照り油、香り油としてごま油をすこしだけ垂らすことがありますが、そこに辛味が加わると言うイメージです。
ただ単に辛いだけではなく、ごま油や、他の香味素材の香りが料理を一段上のレベルへ引き上げてくれます。
私的に合う料理、合わない料理を試してみた結果を載せておきます。
もし試してみて「これは合ったよ!」「これは合わなかったよ!」というものがあれば是非教えて下さいね。
ごまラー油を使うのに私がオススメする料理は下記です。
中華料理で辛いものの王道ですよね。
ごまラー油が合わないはずがないです。
一気に本格派の味付けになります。
家庭料理で中華といえばチャーハンですよね。
もともとごま油との相性も良いですが、にんにくやねぎの風味も加わるとビックリするぐらい美味しくなります。
薄味のものだとラー油が勝ってしまうんですが、しっかりと出汁の利いたおうどんや、味噌汁などにごまラー油を垂らすと簡単に風味と辛味をプラスすることが出来ます。
サッと湯通しして簡単に塩やだしの素などで味付けしたもやし、ニラ、大葉などにごまラー油を垂らすだけで香ばしい辛味と旨味がたまらなく癖になる一品になります。
ラーメンのお供や、お酒のおつまみに。
個人的にごまラー油には向かないな、と思う料理は下記です。
これは合うだろう、と思っていたんですが、ラーメンの味が強すぎました。
辛くはなりましたが。
インスタント麺だと、そばうどんは合うと思います。
やっぱり出汁と相性が良いんですかね。
合うには合うんですが、別物の料理になります。
やっぱり西洋料理にはオリーブオイルが良いみたいです。
ごまラー油を選ぶ時に気をつけるべきは下記の3つです。
色々なごまラー油を試してみて感じたのは、それぞれに特徴的な香りがあることでした。
にんにくのきいた「中華!」というものもあれば、「ごま!」というものもあり、逆に「私は邪魔しませんよ。」というものもあり、どんなスタイルで、どんな好みで、というところに一番左右される要素です。
今回取り寄せたごまラー油には、理不尽にむせ返るほどの激辛!というものはありませんでした。
でも、微かに舌が熱くなるようなものから、舌が痺れて唇まで熱くなるようなものまで辛さのバロメーターも色々です。
せっかく買ったごまラー油が食べられないのではもったいないですから、自分にあった辛さを選びましょう。
なかなかお店では売っていないものばかりなので、基本はインターネット通販でお取り寄せということになると思います。
どんなに高級でもその場合気になるのが送料ですよね。
大抵はAmazonにありましたが、Amazonマーケットプレイスからの出品で、送料が別途かかるものも多かったです。
欲しいものが決まっている場合は、一度にある程度沢山の量を買うのが良いですが、決まってない場合はAmazonで送料のかからないものから選ぶのが良いかもしれません。
12種類のラー油を日本全国からお取り寄せして比較してみたのですが、一番ごま油の香りが高くて、辛味も強くて癖になったのは「まんてんTYの一番搾り黒ごま油で創ったラー油」でした!
>>「まんてんTYの一番搾り黒ごま油で創ったラー油」を詳しくレビューした記事はこちらからご覧いただけます。
まんてんTYの一番搾り黒ごま油で創ったラー油をレビュー!良い口コミ悪い口コミの検証&実際に買って他のラー油と比較してみた!
モンド・セレクションで15年以上金賞を取り続けているごま専門の会社が作った、ごまラー油の醍醐味を感じることの出来る、本当に良いラー油ですよ!
同じ会社が出している食べるラー油の「すりごまラー油」も美味しいみたいです。
是非試してみてくださいね!
>>ラー油の成分まとめ!よく使われる香辛料の種類と味、健康効果の関係性まとめ
>>12種類のラー油を日本全国からお取り寄せして比較した記事はこちら。